はじめに

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財団法人 日本合板検査会
 日本合板検査会は財団法人として1955年に設立され、主として木質材料の利用を促進する仕事を通じ、公益の増進に務めてきております。

 木質材料は、天然素材として優れた性能を持っており、わが国ではこうした性能を活かした独特の木の文化を築いてきました。 これは、世界最古の木造建築、「法隆寺の五重塔」、世界最大の木造建築、「東大寺の大仏殿」に象徴的に現れているところです。

東大寺大仏殿
 天然素材としての木材は、天然ゆえに工業製品と違い、一つ一つに個性があります。その個性は樹種によっても、その木が育った環境によっても違います。その違いを巧みに利用して、千年以上も風雨に耐える堅牢な五重塔が作られているのです。

 しかしながら、日常的に使用するためには、この木質材料の個性を生かしながら、できるだけ均質な材料として、扱いやすいものにする必要があります。そのためには、木材が山で切り出された後、乾燥させ、さらには安定した材料に加工して行かなければなりません。

 日本合板検査会は、木質材料の品質、性能を研究、測定し、その材料を適切に使用するために 必要な指針を提供し、建築家、消費者の皆さんが安心して使えるよう努力しております。また、そうした目的で制定された日本農林規格(JAS)に基づく検査を行い、JASの表示、JASの適正運用に公益法人として努力しているところです。 

 地球環境問題から、ダイオ キシン、ホルムアルデヒドなど身近な環境問題まで、二十一世紀は厳しい資源、環境問題に直面することと思います。そうした状況を考えるとき天然素材で、しかも再生可能な資源として木質材 料は大きな期待が持たれる分野です。皆さんも関心を持っていただき身近な環境にやさしい生活に木質材料を活用していただきたいと思います。日本合板検査会は、必要な知識、情報をできる限り提供してまいります。