HOME » 日本合板検査会について【目次】 » 日本合板検査会について《ごあいさつ》
ごあいさつ
(財)日本合板検査会
理事長 玉田 恭三
時代が求める木材とは
木材は、二酸化炭素を体内に固定するなど地球環境に優しい資源であり、また、軽い割に高い強度を有する優れた建築資材です。我が国では、このような木材を使用して、世界に誇る「木の文化」を築いてきました。しかし一方で、木材は、天然素材であるが故に、鉄やコンクリートなどの他の建築素材と違って、樹種によっても、その木が育った環境によっても性質が違う個性の強い資材でもあります。
かつて、我が国では、宮大工や棟梁と称される名工が、その違いを巧みに利用して、様々な建築物を造ってきましたが、今日では、そのような名工は極めて少なくなってしまいました。このため、今日では、木材を効率的にかつ多方面に使用していくためには、この資材の個性を生かしながら、できるだけ均質な材料として扱いやすいものにする必要があり、名工でない普通の人でも、簡単に使用できる資材としていくことが求められています。
このようなニーズに応えるため、私たちの先人は、木材を無垢材として使うだけでなく、合板やフローリング、集成材などの加工木質製品を生み出してきましたが、これらの製品であっても、一定の品質性能基準におさまらなければユーザーに受け入れられず、最近では、ISOなどの国際的な規格との整合性や揮発性有機溶剤に係る健康問題への対応なども必要となっています。
《合板接着力の試験風景》

信頼に応えうる公益法人として
日本合板検査会は、このような目的で制定されたJAS制度に基づき、加工木質製品の品質検査やJASマークの表示などを行ってきましたし、またこれからも、加工木質製品の品質、性能を研究し、これを適切に使用するために必要な情報を提供していく中で、加工木質製品の生産者ばかりでなく、建築家、消費者の皆様に信頼される公益法人となるように努めて参る考えです。

